フォーライフレコード復活記念
「こんなフォーク・コンピが欲しかった!」嬉しい2枚組。

1970年代、フォーク・アーティスト達のメッカであり、当時の流行の最先端を行く若者達が闊歩した街「原宿」と、 その中心であった吉田拓郎の楽曲でも有名な「原宿ペニーレーン」をイメージして選曲した「原宿フォーク・グラフィティ40」。 2枚組40曲というボリューム感もさることながら、単に有名アーティストのヒット曲の羅列に終わらず、 “街角の名曲”を丁寧にコンパイルした、フォーライフならではの都会的雰囲気を併せ持つ珠玉のフォーク集。全曲コード・ネームが入った、 文字が大きく読み易い歌詞カード付!
原宿フォーク・グラフィティ40


10月24日発売
【Album】(2枚組)
【FLCF-4201】¥3,150 (tax in)

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[収録曲]
(DISC 1)
01.風の街 / 吉田拓郎 (1976)
アルバム『明日に向って走れ』に収録されたセルフカヴァー・ヴァージョン。 オリジナル・リリースは1975年の山田パンダ。郷ひろみ主演・TBSドラマ“あこがれ共同体”の主題歌で、 山田パンダも出演。しかも舞台は“原宿ペニーレーン”!!
02.あの素晴らしい愛をもう一度 / 加藤和彦と北山修 (1971)
フォーク・クルセダーズの加藤和彦と北山修による日本フォーク史の名曲中の名曲。 その後、北山はシューベルツの“風”、ベッツィアンドクリスの“白い色は恋人の色”、 ジローズの“戦争を知らない子供たち”などを作詞。加藤はサディスティック・ミカ・バンドをへてソロ活動へ、 2007年坂崎幸之助とのユニット「和幸(かずこう)」を結成。
03.夢の中へ / 井上陽水 (1973)
映画「放課後」主題歌。井上陽水の初めてのシングル・ヒット曲。 1989年には斉藤由貴のカヴァーでもヒット。“なくし物を探している人の頭の中で鳴っている曲ベスト1!” 最近の陽水コンサートでもアンコールで演奏されることが多く、客席は総立ちとなり盛り上がる。
04.忘れていた朝 / 赤い鳥 (1971)
“翼を下さい”が代表曲の赤い鳥の超名曲。新井(現・山本)潤子の透き通った歌声がに感動。 赤い鳥は解散後、「ハイ・ファイ・セット」、「紙ふうせん」、「大村憲司」、「村上Ponta秀一」に分裂。 現在も「山本潤子」「紙ふうせん」「村上ポン太」は活躍中。
05.風をあつめて / はっぴいえんど (1971)
細野晴臣Vo.Bass・大瀧詠一Vo.Gt・松本隆Dr.・鈴木茂Gt.Vo.のメンバーで1969に結成。 アルバム『はっぴいえんど』『風街ろまん』『HAPPY END』を発表。 この曲はシングル“あしたてんきになあれ”のカップリングでシングル・カットされた。 1972年の解散後、大瀧はソロ、松本は作詞家、細野・鈴木はキャラメル・ママ〜ティンパン・アレーを結成し、今も日本の音楽界を牽引し続けている。
06.今はもうだれも / アリス (1975)
1971年谷村新司・堀内孝雄の二名で結成。72年のデビュー後、ドラマーの矢沢透が加入。 この曲のオリジナルは関西カレッジフォークの「ウッディー・ウー」。 この後アリスは、“冬の稲妻”、“涙の誓い”、“チャンピオン”など大ヒットを連発。1981年活動停止。 谷村、堀内ともにソロで活躍中。
07.眠れない夜 / 泉谷しげる (1974)
フォーライフ設立アーティストの一人、泉谷しげるのエレック時代の楽曲。 この曲のソリッドでスリリングな演奏は、松田幸一・徳武弘文・ジョニー吉長ら、 当時泉谷のバックバンドであった“ラストショー”の面々。フォークというよりはファンク・ロックに近い。
08.地下鉄にのって / 猫 (1972)
1971年「ザ・リガニーズ」の常富喜雄・内山修と「ジ・アマリーズ」の田口清で結成。 翌年、ベースの石山恵三が加入し、吉田拓郎のバックバンドも務める。 今回は普段よく耳にするシングル・テイクよりややゆったりしたテンポの“アルバム・ヴァージョン”を収録。 2004年常富・内山・石山の3人で30年ぶりに復活。現在も精力的にライヴ活動を行っている。
09.風になりたい / 川村ゆうこ (1976)
“5人目のフォーライフ”川村ゆうこの、作詞・作曲・プロデュース:吉田拓郎によるデビュー曲。名曲の誉れが高く、 沢田聖子・我那覇 美奈・中の森BANDらがカヴァーしている。
10.ささやかなこの人生 / 風 (1976)
かぐや姫の伊勢正三と、猫の大久保一久によるデュオ。 デビュー当初はかぐや姫的な叙情フォークが中心であったが、 この曲以降、AORサウンドへと変遷を遂げていく。1977年発売のアルバム『海風』はニューミュージック史上に残る名盤。
11.今日までそして明日から / よしだたくろう (1970)
吉田拓郎の記念すべきデビュー・アルバム『青春のうた詩』より。 当時のレコード帯のキャッチには「ロック・フォーク・ボサノバを歌いまくる・よしだたくろうのすべて」と書かれている・・・!
12.ポスターカラー / 古井戸 (1972)
加奈崎芳太郎と仲井戸麗市のデュオ。1972年から7年間に9枚のアルバムをリリース。 1979年の解散後、仲井戸はRCサクセションに加入。
13.グッド・タイム・ミュージック / 斉藤哲夫 (1974)
URCからデビュー“されど私の人生”は吉田拓郎にも唄われた代表曲。 CBSソニーに移籍後は“バイバイ・グッドバイ・サラバイ”やこの“グッド・タイム・ミュージック” をリリース。その後、宮崎美子出演のCFが話題になった“いまのキミはピカピカに光って”がヒット。 現在もライブを中心に活躍中。
14.キャンディ / 原田真二 (1977)
衝撃的なデビュー・シングル3ヶ月連続リリースの第2弾として“てぃーんず ぶるーす”に続きリリースされた。 本年はデビュー30周年を記念して、デビュー・アルバム『Feel Happy 2007』をリリース。ライブ・コンサートなど、精力的に活動中! 
15.岬めぐり / 山本コウタロー&ウィークエンド (1974)
“走れコウタロー”が大ヒットした「ソルティー・シュガー」解散後、山本コウタローが結成。 “岬めぐり”が大ヒットし、1975年のつま恋コンサートにも出演時には7万人の“岬めぐり”大合唱が起こった。 2005年より「山本コウタローとほぼウイークエンド」を結成し、2007年には新アルバムを発表。
16.青空、ひとりきり / 井上陽水 (1975)
陽水、フォーライフ設立後の初シングル。寂寥感を切々と歌い上げる歌詞だが、そのサウンドは、もはやフォークというよりジャズ・ファンクである。
17.春のからっ風 / 泉谷しげる (1973)
パンク・フォークの祖としてか、役者としても粗野な人間を演じることが多いが、この甘ったるくないバラードに聴かれる、正直で不器用な人間性が美しい。 この曲発売当時のB面「おー脳!」は放送禁止歌に…。さすがバランスとれてます。
18.さよならをするために / ビリー・バンバン (1972)
1969年“白いブランコ”でデビュー。この曲は1972年テレビドラマ「3丁目4番地」の主題歌として大ヒットし、 ビリー・バンバンはこの年の紅白歌合戦にも出場した。ちなみにアマチュア時代のメンバーで、 せんだみつおが在籍していた。ここ最近は焼酎「いいちこ」のCMソングで活躍。
19.やつらの足音のバラード / ムッシュかまやつ (1994)
日本フォーク・ロック界の最長老ムッシュが1974年テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」の エンディングテーマとして書き下ろした(当時の歌手ははちのはじめ)。 1994年のセルフカヴァー・ヴァージョン。
20.雨が空から降れば / 小室等
フォーライフ初代社長でもあった小室等による「六文銭」時代の代表曲のセルフ・カヴァー。 今回は1996年のアルバム『時間(とき)のパスポート』収録のヴァージョン。 ちなみに六文銭時代のリードVo.は及川恒平で、同日発売される「まるで六文銭のように」のファースト・アルバム『はじまりはじまる』収録の “雨〜空〜”は及川恒平Vo.で録音されている。是非ご一聴を。

(DISC 2)

01.ジェラシー / 井上陽水 (1981)
陽水、80年代最初の大ヒット曲。Steely Dan的なAORサウンドと妖しい歌詞が絡み合う。 後に一青窈が「ワンピースを重ね着する君の心・・という歌詞が凄すぎる」と語る。 この頃から陽水の歌詞は難解度を増してゆく。
02.結婚しようよ / よしだたくろう (1971)
ご存知拓郎の代表曲。アルバム「人間なんて」より。録音ミュージシャンは、 リードG・ボトルネックG:加藤和彦、バンジョー:松任谷正隆、パーカッション:林 立夫!!。 この曲がヒットした時、拓郎はフォーク仲間から「コマーシャリズムに魂を売った」と糾弾された。
03.青春の影(2006 Anniversary Mix) / TULIP
1970年結成、1972年“魔法の黄色い靴”でメジャー・デビュー。 この曲は3枚目のシングル“心の旅”の大ヒット後、1974年に6枚目のシングルとしてリリースされた。 今回は2006年アニバーサリーMixを収録。
04.地球はメリーゴーランド / ガロ (1972)
堀内護(マーク)・日高富明(トミー)・大野真澄(ボーカル)の3人で 1971年に結成されたC.S.N.&Y.スタイルのバンド。この曲の後にリリースされたシングル“学生街の喫茶店”が大ヒットした。1976年に解散。
05.アビーロードの街 / 南こうせつとかぐや姫 (1973)
「かぐや姫さあど」収録。“神田川”直前のシングル、 “僕の胸でおやすみ”のB面としてシングル・カット。 曲中に何度も登場する「青山通り」という歌詞がこのコンピレーションアルバムのテーマに最適。歌っているのは正やん。
06.寒い国から来た手紙 / 泉谷しげる (1975)
泉谷しげるフォーライフ第1弾シングル。 この頃既にロック化していた泉谷しげるにしては、叙情フォーク的な名曲である。 のちにTBS「セブンスター・ショー」で拓郎がこの曲をカヴァーしており、泉谷が拓郎に歌唱指導するシーンが印象的であった。
07.ケンとメリー 〜愛と風のように / BUZZ (1972)
小出博志と東郷昌和のフォーク・デュオ。 洗練されたコーラス・ワークが特徴で、他のアーティストのバッキング・ボーカルも多数。 (1995年に話題になった坂本龍一プロデュース・GEISHA GIRLSのシングル“少年”のボーカルは実は松本・浜田とBUZZの四人で歌っている。)
08.新しい空 / 小出正則 (1979)
1979〜80年にO.A.された日本テレビ「あさひが丘の大統領(主演:宮内淳)」の主題歌。 このドラマで日テレ青春ドラマシリーズは終焉を飾った。 小出正則はフォーライフ・オーディションに合格し1977にシングル“オホーツク”でデビュー。現在もライヴ活動を続けている。
09.雨の物語 / イルカ (1977)
1970年シュリークスでデビュー。1974年“あの頃の僕は”でソロデビュー。 1975年“なごり雪”が大ヒット。イルカの低音の魅力が充分に生かされたこの曲も、 なごり雪と同じく伊勢正三作詞・作曲でアレンジも含め当時の「風」サウンドに近い。
10.ちどり足 / 古井戸 (1972)
“さなえちゃん”、“インスタントラーメン”等が入ったデビュー・アルバム『古井戸の世界』に収録されている。 ていねいに作られた古き良きフォークの世界。
11.空よ / トワ・エ・モワ (1970)
山室恵美子(現・白鳥恵美子)と芥川澄夫の2人組。1969年“或る日突然”でデビュー。 1970年リリースのこの曲に続き、1971年“誰もいない海”、 1972年札幌冬季オリンピックのテーマ曲“虹と雪のバラード”がヒット。 1973年に解散するも、1998年長野オリンピック記念イベント出演を機に活動を再開。
12.あ・れ・か・ら / ヒロスケ (1980)
1980年〜81年に朝日放送系でO.A.された現代版必殺シリーズ「ハングマン」(出演:林隆三・黒沢年男・名高達郎・あべ静江・夏樹陽子・他)のテーマ曲。 作詞・作曲ヒロスケで、都会的で洗練された編曲はJAZZピアニストの市川秀男。ちなみにヒロスケの奥さんは兵藤ゆきさん。
13.どうしてこんなに悲しいんだろう / 吉田拓郎 (1976)
1971年のアルバム『人間なんて』に収録され、拓郎ファンの間でももっとも人気の高い楽曲のひとつ。 本テイクは76年の『明日に向って走れ』のヴァージョン。基本的な曲の雰囲気は変わらないが、 71年ヴァージョンのイントロがピアノで始まるのに比べて、76年当時の拓郎・松任谷コンビの特徴であるペダル・スティールがフィーチャーされている。 間奏のオルガン・ソロは71年も76年も松任谷正隆でフレーズもおんなじだ。
14.俺たちの旅 / 中村雅俊 (1975)
青春ドラマの金字塔「俺たちの旅」の主題歌。 カースケ(中村雅俊)・オメダ(田中健)・グズ六(津坂まさあき/現・秋野大作)の3人が織り成す青春群像は 70年代の若者たちに憧れる少し下の世代の生きるバイブルとなった。作詞・作曲は小椋佳、 アレンジはチト河内で、クレジットはないがその特徴的なサウンドから、演奏はトランザム(ドラマ・サントラと同じ)と思われる。
15.なぜか上海 / 井上陽水 (1979)
井上陽水の70年代最後のヒット曲。アレンジは高中正義で、全盛期の高中ギターがイントロから独特の世界感を作り上げ、 要所要所でかなり凝った効果的なアレンジが楽しめる。陽水の艶やかな歌声がサビで広がる部分は圧巻の一言である。 (「なぜか埼玉」が「なぜか上海」のモジリだということはあまり知られていない。)
16.オリビアを聴きながら / 杏里 (1978)
杏里のデビュー曲であり代表曲。いまだにカラオケの定番として歌われ続けている。 杏里は1983年の“CAT’S EYE”、“悲しみがとまらない”のヒットで紅白歌合戦のも出場。 2007年9月、カヴァー集『Tears of ANRI』が話題に。10/17『a day in the summer /ANRI The Best from 16th Summer Breeze And OPUS 21』がリリースされた。
17.愛を止めないで / オフコース (1979)
1979年1月20日にリリースされたオフコース15枚目のシングル。 その後も車や飲料のCM曲として何度も起用されている。 1996年に小田和正と鈴木康博が、それぞれにこの曲のセルフカヴァーを発表しているのが面白い。
18.すかんぽ(哀れな草) / 高田 渡&ヒルトップ・ストリングス・バンド (1977)
ヒルトップ・ストリングス・バンド名義のアルバム「ヴァーボン・ストリート・ブルース」より。 他の曲では他のメンバーのVoも聴け、若き日のキヨシ小林もウクレレ、バンジョーの他にVo.も披露している。小室等プロデュース。
19.雨上がりの夜空に / RCサクセション (1980)
「トランジスタ・ラジオ」と並び日本のロック・クラシックの名曲。 1980年1月発売。RCにとっては通算9枚目のシングルだが、ここに至るまでに忌野以外のメンバーは数え切れない程メンバー・チェンジを繰り返している。 この時点でのバンドは仲井戸麗市、新井田耕造、ゴンタ2号等。
20.春夏秋冬 / 泉谷しげる (1972)
1972年リリースのアルバム「春夏秋冬」より。泉谷しげるの代表曲。 2007年3月泉谷しげる10枚組BOXセット「黒いカバン」がリリースされた。